コストを抑えるダブルドラムドライヤー
山本技研工機株式会社が取り扱っているダブルドラムドライヤーは、脱水汚泥や廃液を乾燥させるための機械ですが、熱効率が良いために最もランニングコストの安く抑えることができるのが特徴です。
また、乾燥物の水分調整も自在に行うことができ、処理物を攪拌する必要がありません。
乾燥物の粉塵による弊害が少ないというのもメリットとなっており、野菜や麺類、ごはん等の食品廃棄物の乾燥もできます。
排ガス処理設備についても小さいもので充分です。
乾燥の仕組みは、内側に向かって回転する2本のロールを蒸気加熱させ、その間に処理物を通します。
これによりすべての処理物が薄膜状に引き伸ばされ、その状態で加熱・蒸発・乾燥を行うことにより、非常に効率よくスピーディに乾燥させることができます。
処理が可能な対象物は、付着性のある脱水汚泥・非処理物及びその他の廃液用途用となります。
含水率が85%程度以上あれば、ほとんどの脱水汚泥・廃液がドラムに付着するので、このダブルドラムドライヤーで乾燥させることができるでしょう。
ただフィルタプレス汚泥のような含水率が85%未満でドラムの加熱面に付着しない処理物の場合は、ダブルドラムドライヤーでは処理するのが難しくなります。
その場合は同社のロータリーコイルドライヤー(RCD)が良いでしょう。
ただし、含水率85%というのはあくまでも目安であって、汚泥によっては含水率が85%以下でもドラムに付着し使用可能なものもあります。